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1.2.6 電気還元水は1型糖尿病モデルマウスの発症を予防

学術雑誌名:Cytotechnology, DOI 10.1007/s10616-9317-6(published 10 Nov. 2010) 表題:Suppresive effects of electrolyzed reduced water on alloxan-induced apoptosis and type 1 diabetes mellitus(アロキサンで発症するアポトシスと1型糖尿病に対する電気還元水の抑制作用) 著者:Y. Li et al(九州大学他) 概要:電気還元水は活性酸素産物(ROS)の消去作用を介して糖尿病等の多くの疾患に対して改善作用があることが知られている。アロキサンはROSを産生してインスリン産生細胞に不可逆的に酸化障害を与え実験動物において1型糖尿病を惹起する。電気還元水はすい臓β細胞のDNA傷害を防ぎマウスに投与すると1型糖尿病の血糖値を下げる。これらの作用は電気還元水がROS産生を改善して膵β細胞のアポトーシス(細胞自然死)を防ぎ、その結果1型糖尿病の発症を抑えることを示唆している。

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