10.1.9 水素の生理作用の化学反応機構に関する仮説

学術雑誌名:Med. Gas Res.,2011,2:17 doi:10.1186/2045-9912-2-17

表題:A hypothesis on chemical mechanism of the effect of hydrogen(水素の生理的効果の化学反応機構に関する仮説)

著者:S. Penghui et al(甘粛農業大、中国)

概要:分子水素(H2)は抗酸化ストレス、抗炎症やその他の防御効果が多くの生理機能など報告されている。大沢らによってH2はOH・ラジカルを選択的に直接除去する作用があることが報告されているが最近の新たな試験結果の中にはこの作用だけでは説明できないものも報告されてきた。本報ではH2がリガンド(配位子)として金属と結合するという仮説によって広範な生物反応が説明できることを提唱する。H2はM-H2反応によって特定の金属たんぱく質を制御し、その結果活性酸素(ROS)の代謝と情報伝達に影響を与える。金属たんぱく質はH2の標的分子の一つであり、金属イオンはH2分子に対する適切な結合サイトとして機能していると考えられる。当該仮説は水素分子の機能を明らかにする新たな指針を示した。

カテゴリー: 10.1.作用メカニズムに関する研究   パーマリンク

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