学術雑誌名: Biomaker Insights 2009 : 4 , 27-32
表題:Breath Hydrogen Produced by Ingestion of Commercial Hydrogen water and Milk (市販水素水及びミルク摂取によって生じる呼気中の水素)
著者:A.Shimouchi et al ( 国立循環器病センター、名古屋大)
概要:成人が蒸留水、市販水素水、ミルクを摂取したときの呼気中の水素濃度を測定した。
水素水摂取によって、呼気中の水素濃度は10~15分でピークの 40ppm に達し、その後急速に減少した。水素濃度は飲水中の濃度に比例した。
蒸留水飲水では、呼気水素濃度に変化は無かった。
ミルク不耐性の被験者がミルクを摂取した場合では、呼気中の水素濃度は遅れて徐々に検出され、540分後に 164ppm に上昇した。水素濃度は、腸内の非吸収性炭水化物発酵を反映する事を確認した。