2.2.2 水素水はパーキンソン病モデルラットの発症と悪化を抑制

学術雑誌名:Neuroscience Letter, Vol.. 453, issue 2, April 2009, page 81-85

表題:Molecular hydrogen is protective against 6-hydroxydopamine-induced nigrostriatal degeneration in a rat model of Parkinson’s disease(分子状水素は6-ハイドロキシドーパミンで誘導したラットのパーキンソン病モデルにおいて黒質線条体変性を防護する)

著者:Yuan Fu et al(名古屋大学、岐阜国際バイオテクノロジー研究所、中部大学、名古屋中央病院、日本医科大学)

概要:分子水素はヒドロキシラジカルを選択的に阻害する抗酸化作用を有する。パーキンソン病はミトコンドリアの機能障害と酸化ストレスによりドーパミン神経の消失が主因である。

本研究では6-hydroxydopamineで誘導したラットのパーキンソン病モデルを用いて約50%飽和の水素水を含む水を飲水させてステレオタクチック手術前後の水素水の効果を検討した。

その結果水素水は身体挙動を改善し、さらに黒質線条体の発達・促進、ドーパミン神経細胞の消失を阻害する事が明らかになり、パーキンソン病の発症と悪化を軽減する可能性があることがわかった。

カテゴリー: 2. 神経変性疾患、筋疾患: 認知症、パーキンソン病、進行性筋ジストロフィー他, 2.2 パーキンソン病, ドーパミン, パーキンソン病, ヒドロキシラジカル, 中部大学, 名古屋中央病院, 岐阜国際バイオテク研究所, 抗酸化作用, 日本医科大学, 水素, 活性酸素, 研究機関   パーマリンク

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