カテゴリー別アーカイブ: 1.3. 動脈硬化

1.3.2 水素豊富水に白金ナノコロイドを加えると相乗的に活性酸素除去作用があり血液の流動性を改善する。

学術雑誌名 J. Nanoscience and Nanotecnol., Vol.12.(5), 4019(2012) 表題Colloidal Platinum in Hydrogen-rich Water Exibits Radical-Scavenging Activity and Improves Blood Fluidity 著者 S.Kato etal(広島県立大他) 概要 通常水と水素豊富水にそれぞれ白金ナノコロイドを加え水素豊富水活性酸素除去効果に対して白金ナノコロイドの相乗効果があるか否かを検討した。試験は、馬の血液に活性酸素を発生する薬剤を加え、血液が細孔を通過する時間を調べその速度を比較した。その結果水素豊富水、白金ナノコロイドともに血液の流動性を促進したがその効果は水素豊富水単独よりも白金ナノコロイドを加えた方がその作用が強くなった。活性酸素による赤血球膜の形態変化が起こり血液の流れが悪くなるが水素豊富水、白金ナノコロイドともに赤血球の形態的変化を軽減し、血液の流動性を改善することが示唆された。この改善作用は水素豊富水単独よりも、水素水に白金ナノコロイドを加えた方がより効果があり、両者には相乗作用があることが分かった。

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1.3.1 動脈硬化モデルマウスを用いた水素水の予防作用

学術雑誌名:Biochem. Biophys. Res. Commun., 377(2008), p1195-1198 表題:Consumption of hydrogen water prevents atherosclerosis in apolipoprotein E knockout mice(水素水はアポリポ蛋白Eノックアウトマウスで発症する動脈硬化を防ぐ) 著者:Ikuroh Ohsawa 他(所属研究機関 日本医科大学発生及び老化研究所他) 概要:酸化ストレスは、動脈硬化の成因と関係している。 しかしながら、食品由来の抗酸化物質が、動脈硬化を防止するという明確な証左はない。著者らは、分子状水素H2が酸化ストレスを減少する、有用な抗酸化作用を示すことを明らかにしてきた。 本報告では、動脈硬化自然発症モデルである、アポリポ蛋白Eを遺伝子操作によって欠損させたマウス(ノックアウトマウス)に、任意に水素飽和水を飲ませ、動脈硬化発症を抑制するか否かを検討した。 2~6ヶ月齢の間任意に飲水させ、動脈をOil-Red-Oで染色して動脈硬化部位を測定した結果、動脈硬化形成は有意に減少した。水素水には、動脈硬化の抑制作用があることが分かった。

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