カテゴリー別アーカイブ: 生活習慣病

10.2.1 水素の臨床応用(総説)

学術雑誌名:日本医事新報、No.4548, 2011.6.25, p86~91 表題:治療薬としての水素、その臨床応用に向けて 著者:中尾篤典(所属機関 ピッツバーグ大学医学部外科) 概要:近年、水素分子(H2)が虚血再還流障害を始めとする種々の疾患モデル、更には2型糖尿病、メタボリックシンドローム等ヒトの生活習慣病等の臨床試験においてその有用性が示され水素の医療応用の研究が急速に進み、注目されている。

カテゴリー: 10. 水素の医療応用, 10.2.医療応用に関する総説, 2型糖尿病, ピッツバーグ大医療センター, メタボリックシンドローム, 日本医事新報, 水素, 生活習慣病, 研究機関, 糖尿病, 虚血再還流障害 |

1.1.3 水素水のメタボリックシンドロームに対する臨床試験

学術雑誌名:医学と生物学、No.10, P377~383(2006) 表題:Research on the Improved Effect on Lifestyle-related Diseases through Clinical Study with Active Hydrogen Water(水素豊富水の生活習慣病の改善効果に関する臨床試験) 著者:李海宣(韓国医学研究所、延世大学)、具然和(鈴鹿医療科学大学大学院保健衛生学研究科) 概要:上記 韓国研究施設において、2型糖尿病、高血圧、 肥満等の男女メタボリックシンドローム患者を対象に水素豊富水群23名、 プラセボ(偽薬)群20名に分け、毎日1.5~2リットルを摂取して、水素水の臨床効果を検討した。 2型糖尿病では、プラセボ群に比べて経時的に有意に空腹時及び食後血糖値の低下が認められ、 高脂血症患者では、HDLコレステロール(善玉)の上昇とLDLコレステロール(悪玉)の減少、 中性脂肪の低下等糖尿病、高脂血症に対する改善効果が期待される結果が得られた。

カテゴリー: 1. 生活習慣病関連, 1.1. メタボリックシンドローム, 2型糖尿病, コレステロール, プラセボ, 医学と生物学, 善玉コレステロール(HDL), 延世大学, 悪玉コレステロール(LDL), 水素水, 水素豊富水, 生活習慣病, 研究機関, 糖尿病, 肥満, 鈴鹿医療科学大学大学院保健衛生学研究科, 韓国医学研究所 |

10.1.8 水素水のマウス脳における抗酸化作用

学術雑誌名:Food Style21, Vol.13, No.1, p36~39(2009) 表題:水素水の飲用は脳の活性酸素を除去 著者:石神昭人(東邦大学薬学部)オリジナル文献:Sato.,et al,: Biochem.Biophys.Res.Commun., 375, 346(2008) 概要:マウスはヒトと違って、ビタミンCを体内で作ることができ、脳で活性酸素処理に活用している。 遺伝子操作により、ビタミンC合成不全マウス(SMP30/GNL遺伝子破壊マウス)を作製し、脳を酸化ストレス状態にして、水素の脳における活性酸素抑制機能を検討した。 高濃度水素溶解精製水を開発し、飲水により1カ月間摂取させ、ビタミンC水、水のみの群とリアルタイムに比較した。 この結果、水素水は水のみの群に比べて、ビタミンC欠乏による脳内の活性酸素の増加を約27%抑制することがわかった。 本研究に用いた高濃度水素溶解水は、活性酸素が一因である糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病や、 アルツハイマー病などの神経変性疾患の予防に、手軽に飲める飲用水としてその効果が期待できる。

カテゴリー: 10. 水素の医療応用, 10.1.作用メカニズムに関する研究, Food Style21, 動脈硬化, 東邦大学薬学部, 水素水, 活性酸素, 生活習慣病, 研究機関, 糖尿病 |