カテゴリー別アーカイブ: 動脈硬化

1.2.1   2型糖尿病に対する臨床試験

学術雑誌名:Nutrition Research,28(2008)p137~143 表題:Supplementation of hydrogen-rich water improves lipid and glucose metabolism in patients with type 2 diabetes or impaired glucose tolerance (訳:水素豊富水投与により2型糖尿病患者の脂質、糖代謝の改善、または耐糖能が改善) 著者:梶山静夫他(梶山内科クリニック、京都府立医大、他) 概要:酸化ストレスは糖尿病、高血圧症、動脈硬化症等多くの疾患の原因となる事が広く認められている。本研究では2型糖尿病或いは耐糖能異常を有する患者の脂質及びブドウ糖の代謝に対する水素豊富水の効果を臨床的に検討した。

カテゴリー: 1. 生活習慣病関連, 1.2. 糖尿病, 2型糖尿病, Nutrition Research, イソプラスタン, インスリン, コレステロール, ダイエット, プラセボ, 京都府立医科大学, 動脈硬化, 善玉コレステロール(HDL), 悪玉コレステロール(LDL), 水素, 水素水, 水素豊富水, 研究機関, 糖尿病 |

1.2.4 ノルデナウ現象―天然還元水の治療への応用

学術雑誌名:Animal Cell Technology: Basic & Applied Aspects, Volume15, 279-285 (2008) 表題:”Nordenau Phenomenon” – Application of Natural Reduced Water to Theraphy” 著者:Z. Gadek, T. Hamasaki and S. Shirahata (Nordenau医学研究所及び九州大学) 目的:ドイツ・ノルデナウの泉水は、水素を多く含む天然の還元水として、ヨーロッパ及び世界から、当地に逗留して種々の病気の治療に供されている。 逗留する糖尿病患者に飲水により、血中活性酸素種(ROS)及び、糖尿病の臨床マーカー(血糖値、 HbA1c, コレステロール、HDL(善玉コレステロール)、LDL(悪玉コレステロール)等)に対する作用を検討する。 結果:主として2型糖尿病患者を対象に、1日2リットルの泉水を与え、逗留前後の上記マーカーの変動を調べた。 その結果、96患者中76.6%でROSが有意に減少した。 糖尿病マーカーでは、45%の患者で血糖値、HbA1cが取り分け顕著に減少し、そのほかにも、コレステロール(総コレステロール、LDL(悪玉コレステロール)、HDL(善玉コレステロール))及びクレアチニン等の改善が認められ、動脈硬化、循環器疾患等への応用が示唆された。 総括:ノルデナウ泉水は、1日2リットルの飲水で活性酸素種を減少させる抗酸化作用とあわせて、2型糖尿病に対する改善効果、循環器系への有用性があることが認められ、この作用はアルカリ還元水(水素豊富水)と同様の作用であった。 大きな地図で見る

カテゴリー: 1. 生活習慣病関連, 1.2. 糖尿病, Animal Cell Technology, Nordenau(ノルデナウ)医学研究所, コレステロール, ノルデナウ, 九州大学, 動脈硬化, 善玉コレステロール(HDL), 悪玉コレステロール(LDL), 抗酸化作用, 水素, 活性酸素, 糖尿病 |

10.1.8 水素水のマウス脳における抗酸化作用

学術雑誌名:Food Style21, Vol.13, No.1, p36~39(2009) 表題:水素水の飲用は脳の活性酸素を除去 著者:石神昭人(東邦大学薬学部)オリジナル文献:Sato.,et al,: Biochem.Biophys.Res.Commun., 375, 346(2008) 概要:マウスはヒトと違って、ビタミンCを体内で作ることができ、脳で活性酸素処理に活用している。 遺伝子操作により、ビタミンC合成不全マウス(SMP30/GNL遺伝子破壊マウス)を作製し、脳を酸化ストレス状態にして、水素の脳における活性酸素抑制機能を検討した。 高濃度水素溶解精製水を開発し、飲水により1カ月間摂取させ、ビタミンC水、水のみの群とリアルタイムに比較した。 この結果、水素水は水のみの群に比べて、ビタミンC欠乏による脳内の活性酸素の増加を約27%抑制することがわかった。 本研究に用いた高濃度水素溶解水は、活性酸素が一因である糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病や、 アルツハイマー病などの神経変性疾患の予防に、手軽に飲める飲用水としてその効果が期待できる。

カテゴリー: 10. 水素の医療応用, 10.1.作用メカニズムに関する研究, Food Style21, 動脈硬化, 東邦大学薬学部, 水素水, 活性酸素, 生活習慣病, 研究機関, 糖尿病 |

1.3.1 動脈硬化モデルマウスを用いた水素水の予防作用

学術雑誌名:Biochem. Biophys. Res. Commun., 377(2008), p1195-1198 表題:Consumption of hydrogen water prevents atherosclerosis in apolipoprotein E knockout mice(水素水はアポリポ蛋白Eノックアウトマウスで発症する動脈硬化を防ぐ) 著者:Ikuroh Ohsawa 他(所属研究機関 日本医科大学発生及び老化研究所他) 概要:酸化ストレスは、動脈硬化の成因と関係している。 しかしながら、食品由来の抗酸化物質が、動脈硬化を防止するという明確な証左はない。著者らは、分子状水素H2が酸化ストレスを減少する、有用な抗酸化作用を示すことを明らかにしてきた。 本報告では、動脈硬化自然発症モデルである、アポリポ蛋白Eを遺伝子操作によって欠損させたマウス(ノックアウトマウス)に、任意に水素飽和水を飲ませ、動脈硬化発症を抑制するか否かを検討した。 2~6ヶ月齢の間任意に飲水させ、動脈をOil-Red-Oで染色して動脈硬化部位を測定した結果、動脈硬化形成は有意に減少した。水素水には、動脈硬化の抑制作用があることが分かった。

カテゴリー: 1. 生活習慣病関連, 1.3. 動脈硬化, BIochem.Biophys.Res.Comm., 動脈硬化, 抑制効果, 抗酸化作用, 日本医科大学, 水素, 水素水, 研究機関 |