13.2 ドクター・水素水の安全性試験(第1報)

医学と生物学

医学と生物学

学術雑誌名:医学と生物学、第154巻、第8号、P387~395(平成22年)

表題:水素水の急性・亜急性毒性試験及び遺伝毒性評価 ―マウスに90日間水素水の経口投与による急性・亜急性の毒性試験及びAmes試験―

著者:具然和他;鈴鹿医療科学大学大学院保健衛生学研究科、三重大学大学院医学系研究科、他

概要:医薬品毒性試験法ガイドラインに準じ、ドクター・水素水のマウスに対する単回投与及び反復投与毒性試験を経口投与により、さらに遺伝毒性試験をAmes法により実施した。

1.単回及び反復投与試験

  1. 供試水素水:蒸留水2リットルを入れたボトルに、ドクター・水素水スティック2本を入れ、2時間以上経過した後、供試した。
    溶存水素量は0.67ppm以上。対照には蒸留水を使用。
  2. 使用動物:雌雄の4週齢ICRマウス
  3. 投与量:自由摂取に加え、2,000mg / kg体重 / 日を2回に分け強制経口投与:単回及び3ヶ月間の反復投与
  4. 検査項目:一般症状及び死亡の有無、体重、解剖所見他

2.Ames試験:常法により実施結果: 単回投与、反復投与とも水素水投与により、雌雄いずれの群においても、対照に用いた蒸留水群と全く同様に、異常所見は得られず、水素水 2,000mg / kg体重 / 日以上の投与による、マウスに対する毒性的な影響はなかった。また、細菌を用いたAmes試験においても、変異原性は認められず、発がん性等の遺伝毒性は陰性と判定された。

カテゴリー: 13. 水素水の安全性試験, 医学と生物学, 水素水, 発がん性, 研究機関, 鈴鹿医療科学大学大学院保健衛生学研究科   パーマリンク

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