10.1.4 水素水投与によりラットの肝臓の酸化還元に関係する遺伝子が増加

学術雑誌名:Biosci. Biotechnol.Biochem., 75 (4), 100819-1-3, 2011

表題:Hepatic Oxidoreduction-Related Genes Are Upregulated by Administration of Hydrogen-saturated Drinking Water(水素飽和水投与により肝臓の酸化還元関連遺伝子が上昇する)

著者:Y. Nakai et al(東京大学、神奈川科学アカデミー)

概要:分子状水素(H2)飽和水投与による肝臓の遺伝子発現に対する効果についてラットを用いて検討した。DNAマイクロアレイ法により水素水投与4週間後の肝臓の遺伝子変化を調べた結果、548の遺伝子が上昇し、695の遺伝子が低下した。

上昇した遺伝子を解析した結果、hydroxymethylglutaryl CoA還元酵素を含む酸化還元に関与するたんぱく質をつくる遺伝子が有意に増えている事がわかり、水素水の抗酸化作用との相関性が示唆された。

カテゴリー: 10. 水素の医療応用, 10.1.作用メカニズムに関する研究, Biosci. Biotechnol, 抗酸化作用, 東京大学, 水素, 水素水, 研究機関, 神奈川科学アカデミー   パーマリンク

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